2016年3月23日水曜日

昨日3月22日Aさんが釈放をかちとりました!

オリンピックを理由とした明治公園の野宿者追い出しに対して闘っていた仲間の一人Aさんは、3月2日に不当逮捕され原宿署に勾留されていましたが、2度目の勾留満期である昨日3月22日午後2時ごろ「処分保留」として釈放され、元気一杯に私たちのもとに戻ってきました。
まず、3週間にもわたってAさんを勾留し続けた警察、検察、東京地裁に対し強く抗議します。 
Aさんは勾留の間中、黙秘、取り調べ拒否を貫き、「言うことをきかない」という理由で手足に拘束具をかけられて保護房にぶち込まれるというすさまじい拷問を受けました。
Aさんがそうした不当な弾圧に屈することなく一切の妥協をせずに闘い抜いたこと、Aさんを一日も早く取り戻そうとする野宿者たちの熱い思い、ほぼ連日接見してくださった弁護士の方々、そして絶えずAさんを励まし明治公園のたたかいに心を寄せてくださる皆さんの思いが一つになって、今回の釈放をかちとることができたと思います。
激励のメッセージ、そして救援カンパを寄せてくださり、ありがとうございました!少々お時間をいただきますが、会計が済み次第ご報告いたします。皆さんのご支援・ご協力に心から感謝いたします。

しかしJSC(日本スポーツ振興センター)は、自らが約束していた「話し合いでの解決」を拒み続けておいて、明治公園に暮らす野宿者の内3人を名指しで立退きを迫る仮処分を東京地裁に申請しました。強制排除のための手続きに踏み込んだのです。
野宿者に対する土地明渡断行仮処分など、前代未聞です。圧倒的な暴力を用いて人の生活と道理をつぶそうとするJSCのやり方を私たちは許すわけに行きません。
明日、3月24日(木)15時30分から、東京地裁429号法廷で仮処分の審尋が行なわれます。今後も皆さんのご注目をお願いします。
これからもともにたたかっていきましょう!

3月23日 オリンピックによる野宿者追い出しを許さない新国立競技場3.2弾圧救援会



明治公園のたたかいの状況は以下にて発信しています。ご注目をお願いいたします。

国立競技場周辺で暮らす野宿生活者を応援する有志ブログhttp://noolympicevict.wix.com/index#!blog/u1ok7

オリンピック追い出しヤメロ応援する有志ツイッターhttps://twitter.com/noolympicevict

2016年3月21日月曜日

2016.3.17(木) 勾留理由開示公判 Aさんの意見陳述

2016.3.17(木) 勾留理由開示公判 意見陳述
 

 

 私を逮捕し、いたずらに勾留を引き伸ばしているのは運動の破壊を狙った弾圧であることは明らかです。では何の運動なのかというところから意見陳述をはじめます。
 
 今回、被害を受けたとされる辻屋章という人物の所属する独立行政法人・日本スポーツ振興センターJSCが、オリンピックスタジアム、新国立競技場計画のため、明治公園に長年暮らす野宿住人に対し追い出しをかけ、そのJSCのやり方がおかしいだろという運動に2年半前から私は参加しています。
 直近でもJSCは「話し合いはしない」「工事はする」と強弁していますが、人が暮らしている所に重機などを持ち込み、工事を強行するのでしょうか?悪徳地上げ屋まっ青です。これらは既に強行され、それが事件とされている1月27日のことです。JSCは人が生活している居住地を重機と多数の人員を使い封鎖を強行しました。
 出入りをさせないということは監禁行為であり、仕事にも食料調達にも出れない封鎖は殺人行為に等しい業務です。それが1/27JSCによって組織的に強行されました。
 
 これらの不都合な事実を隠蔽し、追及をかわす目的で逮捕が使用されマスコミをも使い印象操作がなされました。逮捕当日、護送車を待ち受け脚立を立てカメラのフラッシュをたいていた数十名の報道陣は逮捕情報をどこから得たのでしょうか? 報道は一方的にJSCを利する主張を報じました。
 1/27のJSC明治公園封鎖強行で手詰まりをおこした工事計画を逮捕、その報道の混乱に乗じコトを手荒に進めようとした政治的弾圧に他なりません。運動員を隔離し運動を委縮させ、脅してJSCに都合の良い自主退去にもっていこうと運動破壊を狙った弾圧です。
 実際、明治公園現地では逮捕前の1ヶ月間は膠着状態が続き動きがなかったのが、3/2の逮捕後には工事施工業者の契約発覚、居住地へ向けた監視カメラの設置、生活通路の再封鎖策動と次々強行策がJSCにより実施されました。私個人としては檻に繫がれ、これらの抗議・抵抗活動に参加できず非常に悔しい思いをしました。それが弾圧の狙いでしょう。
 しかし外には様々な場で闘い、共に活動してきたしぶとい仲間がいる。1/27以降より鮮明となったJSCの横暴を知り新たに集まる仲間と運動は広がっている。
 こんな弾圧ではビクともしない。弾圧を強めれば運動は一層強固になっていくことは古くは成田空港建設の三里塚闘争で、また沖縄の辺野古新基地建設反対闘争を見れば明らかです。

 こんな不当逮捕で縛りつけるのは限界です。出たら当然、明治公園での追い出し反対運動に全力で再合流するわけですが、釈放を決めるは国家権力。このまま出さず、いたずらに牢屋に繋ぎ続けるのであれば起訴で裁判ということになる。今回、私の被疑事実とされているJSC職員の執行しようとしていた明治公園の封鎖が、公的機関の正当な公務の執行といえるのか? 適正であったのか? これが大前提になる。当然、JSCの担当者や責任者、当日いた施工業者、警備会社、警視庁警備部公安課の私服警官など証人として呼び出しみっちり尋問する必要がある。証人尋問では供述拒否や嘘は許されていません。
 JSCは1/27から今日3/17までの50日間、何一つ1/27当日の事実関係の問い合わせ、質問に対し回答から逃げ続けています。あろうことかJSCは質問に対し「組織として対応しないことになっている」と居直っています。公的機関であり、超大型の公共事業の発注者であり、公営賭博というべきスポーツ振興くじの事業者の立場にある者として、あるまじき問題発言です。かたくなに回答を拒むのは不都合な事実をなりふり構わず隠蔽しているようにうつります。
  信じ難いことですが、JSCはこの2年間だけでも官製談合の疑われる不正入札、140億円にのぼる不正会計、情報公開での文書改竄、不都合な見積りの情報隠匿など数々の不正が明らかになっている独立行政法人です。今回事件とされている1/27の明治公園封鎖強行は解決能力のないJSCが、稚拙な強行策をとり、引き起こされた事案です。JSCによる多数の法的瑕疵がありました。

 警察、検察を介入させ逮捕による運動潰しをもくろむJSCですが、何をやるにも杜撰、稚拙なJSCのこと、JSCは自ら墓穴を掘っていることを述べておきます。警察、検察はドロブネに乗っていることを伝えておきます。
  隠し立てのできない法廷でJSCの不正が明らかになれば超大型公共工事の新国立競技場計画の事業者としてJSCは適当なのかという話になります。計画がゴタつけば、オリンピックメイン会場が会期に間に合わない、2020東京オリンピックそのものの開催があやうくなる可能性があります。オリンピック事業で日本はひどいことを行なっていると当然、世界に向け仲間たちと情報発信をかけ大宣伝をかけます。
 検察の吉田純平(検事)は内閣府から呼び出され「余計なことをして」と叱られ、出世の道を絶たれることになります。ザマアミロです。

 また私は逮捕後、刑事検事の取り調べを拒否し、房からの出房を拒否しています。それに対し逮捕から3日目の3月4日、私は多数の留置担当官に制圧され保護房に放り込まれました。ベルト手錠でキツく両手首を縛り上げられました。ベルト手錠は手首にくいこみ激痛がはしる状態で、手首の血流もベルトで遮断され、指先の感覚が失われ、指先が動かせなくなり、指先が壊疽する可能性のある危険な状態で放置されました。手首の激痛を訴え、ベルト手錠を緩めるよう求めましたが、留置担当官より「うるさい、黙ってろ」と怒鳴られ放置されました。
  後日、取り調べを拒否する私に「また保護房に行くか?」と脅しをかけてきました。苦痛をもって服従させようという手法は「拷問」です。捜査留置分離の原則も破られ、警察権力が密室で暴力を強い屈服を強要してきていることに強く抗議します。

 私は国家権力によって檻に繫がれ拘束されている状態ですがワシらの仲間、貧乏し苦労し生きている仲間に、力づくで不都合を押しつけるのであれば、獄中であろうと、どういう状況であろうと、徹底的に闘い、争い、騒ぎにし、権力者の非道を世に暴きます。
  ワシらに手を出せばどうなるか、獄中、獄外と連携をとり徹底的に追及していくことをお伝えし意見陳述とさせてもらいます。

2016年3月20日日曜日

올림픽 때문에 노숙자를 쫓아내는 것을 용서하지 않는다. 신 국립경기장 3.2 탄압구원회 (新国立競技場3.2弾圧救援会声明 ハングル版)

올림픽 때문에 노숙자를 쫓아내는 것을 용서하지
않는다. 신 국립경기장 3.2 탄압구원회

2016년 3월2일 A씨의 부당체포에 항의한다.
3월 2일 오전 8시를 조금 지났을 무렵, 우리들과 함께 활동을 해왔던 동료 A씨를 길거리에서 갑자기 경찰 7-8명이 둘러싸고, 강제로 경찰차에 태워 연행하는 사건이 일어났습니다. 소위 영장체포라고 불리는 것입니다. 용의는 1월 27일의 신 국립 경기장건설예정지에서의 노숙자강제퇴거의 현장에서, JSC(일본 스포츠진흥센터)직원에게 상처를 입혔다는 것입니다. 그러나 이제까지의 신 국립경기장건설을 둘러싼 JSC와 메이지공원의 노숙자 당사자간의 교섭과정으로부터 보면, 이번 체포는 과도하게 사실경과를 무시한 것입니다. 1월 27일부터 1개월이 지난 시점에서 돌연 행해진 이번 체포는 문제를 지닌 신 국립경기장건설을 강행하기 위한 사회운동에 대한 탄압이라고 생각할 수밖에 없습니다.
우리들 [올림픽 때문에 노숙자를 쫓아내는 것을 용서하지 않는다. 신 국립경기장 3.2 탄압구원회]은, 이 부당한 체포・탄압에 대해 맞서 사회적인 진형을 조직하여 대항하여, A씨를 하루라도 빨리 되찾아 오도록 노력하겠습니다.


1월 27일에 일어난 일. 압도적인 폭력을 휘두른 것은 JSC입니다.
1월 27일 오전, JSC는 많은 수의 경찰관과 경비원을 동원해서 신 국립경기장의 건설예정지인 메이지 공원의 출입구를 봉쇄하려고 하였습니다. 타워 크레인으로 철파이프로 엮은 바리게이트를 들어올려 항의하는 노숙자나 지원자의 머리 위를 스쳐가듯이 설치를 강행하고, 또는, 출입구에 모인 우리들을 내쫓았습니다. JSC나 경비원・경찰관들에 의한 폭력이 행해지는 가운데, 상처를 입은 우리들의 지인/동료들도 몇 명이나 있습니다. 게다가 JSC의 직원이 구급상자를 갖고 달려와 우리들의 동료의 상처에 약을 발라주는 광경도 보였습니다.
애당초 JSC쪽이 먼저 폭력을 행사했으며, 가장 큰 폭력은 JSC에 의한 공원의 강제폐쇄입니다. 안에 사람이 살고 있음에도 불구하고, 또한 이제까지의 교섭을 파기하고, 갑자기 생활공간의 출입구를 봉쇄하려 했던 JSC의 졸렬하고 비인간적인 방식이 1월27일의 소동의 원인이라는 것은 틀림없습니다.
3월 2일의 A씨의 체포는, [공무집행방해]와 [상해]라는 용의가 사실무근일 뿐만 아니라, 1월 27일에 메이지 공원에서 JSC가 휘둘렀던 폭력과 거짓말을 은폐하고 돌변했다는 것을 의미하는 용인하기 힘든 것입니다.


내쫓는 게 아니라 대화를! 우리들은 줄곧 요구해왔습니다.

이제까지 JSC는, 공원 내 노숙생활을 해온 사람들의 요구에 응해서 교섭을 계속해왔습니다. 그리고, [살고 있는 사람이 있는 동안에는 생활에 영향을 주는 공사는 하지 않는다], [대화로 해결한다]고 약속해왔습니다. 그럼에도 불구하고 1월27일, JSC는 메이지 공원을 강제 봉쇄하려고 하고, 노숙자・지원자의 필사적인 항의에 의해 그것이 저지당한 이후에도, 2월5일에는 다시 경찰관을 동원해서 출입구를 폐쇄하려고 하였습니다. 사소한 것이라도 공사에 방해가 되는 것은 인간이든 뭐든 간에 배제한다는 자세입니다.
 그러나 우리들은, JSC가 거칠 것 없이 내쫓으려고 했던 1월 27일 이후에도, 대화로 해결할 것을 요구하는 활동을 해왔습니다. 2월 17일이에는, JSC직원이 메이지 공원에 찾아와서, 30분 정도 대화를 하고, [사람이 사는 동안에는 공사는 못한다, 하지 않는다] 라는 것을 다시금 확인했습니다.
A씨가 체포된 3월2일은, 우리들이 1월 27일의 위험한 공사나 2월 5일의 강제봉쇄의 법적 근거 등을 JSC에게 확인하고 싶은 것을 간추린 질문서의 회답기한이었습니다. 이에 대한 회답이 이번 체포 인 것입니까? 노숙자에 대해서라면 약속도 확인도 지킬 필요는 없다라는 것입니까?
이번 A씨의 체포는, 당사자와 지원자를 힘으로 분단시키는 것에 의해서, 이제까지의 교섭의 프로세스를 짓밟는 것입니다. 이번 체포 건을 접한 공원에 사는 노숙당사자들은 [이러한 방식으론, 나갈 리가 없다]고 분노했습니다. 우리들은 계속해서 JSC에 대화를 요구해 갈 것입니다
.

A씨를 하루라도 빨리 되찾아오기 위해, 많은 분들의 연대와 지원을!

우리들은 3월 2일의 A씨의 체포를 JSC와 경찰이 한패가 된 형태로의 사회운동에 대한 탄압이며, 노숙자퇴거의 일환으로서의 탄압이라고 생각합니다. 매스컴을 대량동원 해서 본보기로 A씨를 체포한 것을 절대 용서할 수 없습니다. JSC가 1월 27일에 메이지 공원에서 행한 것은, 여러 개의 동영상이 업로드 되어 있으니까 꼭 봐주셨으면 합니다.
이번 부당 체포의 용의 중 하나는 [공무집행방해]입니다. 이는 JSC의 직원이 공무원이라고 간주되는 것을 나타냅니다. 법적 근거를 제시 할 수 없는데, 과연 공무라고 말할 수 있는 것일까요?
이번 탄압으로 인해, 다시 한 번 신 국립경기장을 건설하는 주체인 JSC에 관심이 쏠리고 있습니다.  이번 사태야 말로, JSC의 행태를 백일 하에 드러내고, 가난한 자를 더욱더 궁지에 몰아넣으려는 권력자들을 대중적으로 포위해 가는 중요한 계기라고 생각합니다. 경찰서에 구금되어있는 A씨도 의견을 같이하며, 묵비권을 행사하며 열심히 버티고 있습니다.
이번 체포는, 법률・경찰권력의 남용임과 동시에, 인권침해 없이는 계획이 진행되지 않는 JSC・신 국립경기장의 존재 양태, 이에 대한 문제입니다. 사회의 모순이 가장 응축 된 가운데 살아가는 노숙자에 대해서, 국책으로서의 올림픽을 위해서 일방적으로 내쫓는 JSC에 대한 광범위한 사회적 비판을 만들어갑시다. 그리고 A씨의 조속한 탈환을, 실현해보려 하지 않으시겠습니까?
작성: 올림픽 때문에 노숙자를 쫓아내는 것을 용서하지 않는다 신 국립경기장 3・2탄압 구원회
2016년 3월 4일


【구원 지원금】조금이라도 A씨를 빨리 되찾아오기 위해서 지원과 연대를 부탁 드립니다.
 

2016年3月19日土曜日

新国立競技場3.2弾圧 Aさんの勾留理由開示公判が開かれました(3月17日)

 3月17日(木)午後14時半、東京地裁430号法廷にて、新国立競技場3.2弾圧 Aさんの勾留理由開示公判が開かれました。
 逮捕の翌日3月3日に10日間の勾留、3月11日にさらに10日間の勾留延長がつけられてしまったAさん。不当な長期勾留を易々と認めた裁判官にその理由を問いただす(求釈明)公判です。Aさん本人が出廷し意見を述べるとあって、明治公園現地の住人はもちろん、各地から野宿の方々や応援する有志が大勢駆けつけました。
 
 
 公判に先立ち、地裁前に「オリンピックおいだしヤメロ」の横断幕をバーンと掲げビラまきとマイク情宣。不当逮捕への抗議、明治公園で起こっていること、JSC(日本スポーツ振興センター)がすすめる新国立競技場計画の問題について訴えました。野宿の方々も次々とマイクを持ち、「Aさんがんばってください!」「排除の祭典オリンピックなんかやめちまえ!」「俺たち野宿者は『仲間の命は仲間で守る』、Aは俺たちが守るぞ!」などなど熱い激励が飛ぶ。
14時10分、傍聴券配布、抽選。430号法廷はいわゆる警備法廷で傍聴席がたったの20しかありません。これに対し傍聴希望者は60名強。やむなく当たり傍聴券をゆずってくださるよう呼びかけ、明治公園の住人全員と救援会メンバー数名が傍聴することができました。ゆずってくださった方々に感謝します。

 公判は約2時間に及びました。弁護士2名からの具体的かつ細部に及ぶ求釈明に、「釈明いたしません。」「お答えしません。」「回答しません。」終始ピリピリの中山登裁判官。ダンマリを決め込む検察官。
 そして、久しぶりのAさん。とても元気そう、リラックスしていつもの感じ、終始ニコニコ、うれしそう、照れくさそう。明治公園の住人の感想「元気そうで安心した。手を伸ばせば届きそうで、連れて帰りたかったよ~」
 途中、退廷をくらった人が7名、そのたびに一人ひとりに「ありがとう!」とAさん。意見陳述もしっかりとした口調で15分、話し終えると同時に激励、称賛の嵐となり全員に退廷命令。裁判所職員がどどっと流れ込んできて大荒れのなか、Aさんも腕をふりあげ呼応、笑顔で法廷から引き摺り出されていきました。変わらぬAさんの様子に逆に元気をもらいました。


 
 法廷に入りきれなかった人たちはそのかん、外にもみんな来ていることを少しでも伝えようと、4F法廷のドア近くでバリケードを張る裁判所職員らの頭ごしに声援を送り続け、裁判所外では遅れて応援に駆けつけた人たちで新たな横断幕やダンボール抗議看板を次々とつくりアピール。持参したビラもすべて撒ききる。


 

 公判終了後はひきつづき地裁前で報告集会、そしてAさんといえばメシ、「どこでもメシをつくらせろ」ということで炊き出し敢行!カレーで腹を満たしました。50食完食。


 

 求釈明の内容、そして、徹底的にJSCに物申す注目のAさん意見陳述は別途、ご紹介する予定です。

2016年3月15日火曜日

3.2弾圧勾留理由開示公判に結集を!

3月2日明治公園の野宿者追い出しに対して闘っていた仲間が逮捕されました。1ヶ月以上も前の件でのでっち上げのねらいうち弾圧です。
話し合いで解決すると約束しておいて、1月27日いきなり実力で公園を封鎖し暴力で追い出そうとしたJSCに対し、現地では渾身の抵抗が続いています。弾圧はその最中のことでした。
「野宿者との約束など守る必要はない、彼を逮捕すれば抵抗はつぶれるだろう。」という権力者たちの卑劣な思惑が行わせた弾圧に、現地そして各地の仲間から「貧乏人をばかにするな」と怒りが広がっています。
勾留理由開示公判への結集を呼びかけます!明治公園の闘いに合流を!

3.2弾圧勾留理由開示公判
3月17日(木)東京地裁430号法廷

東京地裁前集合  13:00~  情宣、打ち合わせ 

2016年3月13日日曜日

勾留延長決定が出されました 救援カンパのお願い

  3/11(金)、Aさんに対し勾留延長決定が出されました。原宿署による拷問、拘束具使用の事実が発覚した以上、さらに10日間もの勾留が続くことがAさんに及ぼすダメージは計り知れません。原宿署は、Aさんが指の痺れを訴え病院での診療を要請しているにもかかわらず放置しています。救援会では一刻も早くAさんをとりもどすために、現在、勾留の不当性を問いただす勾留理由開示公判の準備をすすめています。決定し次第、当ブログでお知らせしますので、ご注目お願いします。

  また勾留延長を受け、あらためて救援カンパのご協力、ご支援をお願い申し上げます。
  カンパ宛先 : みずほ銀行渋谷支店(普)9095210「のじれん」
            郵便振替口座00160-1-33429「渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合」
 ※「救援」の旨、明記ください。
 ※「救援」と記載できない場合、振込み金額の末尾が9円になるよう(例「1,009円」)にしていただけると大変ありがたいです。お手数おかけします。

2016年3月12日土曜日

新国立競技場3.2弾圧救援会声明 ビラPDF ビラまき・拡散お願いいたします

おくればせながら、「2016年3月2日のAさんの不当逮捕に抗議する 新国立競技場3.2弾圧救援会声明」ビラをPDFにしました。両面刷。以下よりダウンロードできます。ビラまき・拡散お願いいたします

http://xfs.jp/DGFxxP


 












 
http://xfs.jp/i91Rzc

2016年3月11日金曜日

3月4日原宿署内での拷問の詳細



AM 7:00 朝食
→「点検があるから本をしまえ」と言われる
→ロッカーに私物をしまう

AM9:30
壁ぎわに座っていると、留置係1人が「点検だから、中央にこっちを向いて座れ」
→中央には寄らないで、体の向きだけ「そっちむいたらいいんでしょ」という感じで向いた。


しばらくすると、8~10人(ふだん見ないような年とった人、背広も)が「44!返事は!」「こっち向け!」と言って房の中に入ってくる。
→指揮官ぽい警察が「持ち物検査する」
→ガタイのいい警察3人位に抱えあげられて検査室に連れていかれる



AM 9:40~9:45
検査室の壁ぎわにゴザが敷いてあり、「そこに立て」と言われる
→Aは従わない
→警察はゴザをAの下に寄せて「ここに立ってくれたらいいから」と、ゴザの上に立ちやすいようにしたが、それをAは拒否した
→3回目に拒否したところ、警察はブチ切れる「オラー!」
※ビデオカメラで撮っていた

AM 9:48~
警察はAの足をなぎはらって、床にうつぶせに押し付ける。
手首の上にものしかかる。
体の各部(頭、両手首、両足(まとめて)、背中、全身)をひざで床に押しつけられた。
警察「しっかりビデオ撮影していてね」と言う。



全身の体重をかけて押さえつけられる。
「これはマズイぞ。下手に抵抗したら骨を折られる」と思う。激痛が走る。
→警察「騒ぐんじゃねえ」と叫び、何かを床にガンガン叩きつける
※検査室の扉は閉められている
→仰向けにさせられる
→図のような拘束具を次々とつけられていった

きつく縛られ、指を広げると激痛が走った。



AM 10:00~
このままの状態で4人に吊り下げられて保護房に入れられる。
→保護房の床に仰向けに寝かされてドアを閉められる。手首が異常に閉まっていた。
→「弁護士に連絡しろ」「今何時やねん」と聞くと、扉付近にいた警察が「10:05」と答える。
→「手首の感覚がないのでゆるめてくれ」
→警察「うるさい!だまれ!」
→10分くらいで感覚がなくなってしまった。冷たくなってきた。霜焼けのきついのみたいな状態。いつ終わるのかわからないのが非常に怖かった。
→楽な姿勢をとるためにイモムシみたいにして体を動かした。
→足を使ってボタンを押して水を出し、足を濡らしたりもした。(緩くなるかもしれないと思って) 体勢的に手を濡らすことはできなかった。
→出る前の5~6分位前から暑くなってきた。脂汗が出てきた。
→「暑いのでトレーナーを脱がせてください」
→「責任者に問い合わせて見る」
→責任者「ルールは守れますか。あなたはルールを守らないからこうなるんですよ」
→拘束具を外される。拘束具を外されるときも引っ張られて痛かった。
→すぐに房に戻る (AM 10:45)

2016年3月10日木曜日

救援連絡センターから抗議声明が届きました

 抗議声明

 1月27日のオリンピックに向けて明治公園から野宿者を排除する攻撃に抗議したことで3月2日に令状逮捕されたAさんは原宿署の「保護房」で両手首を拘束具で強く縛られ、指先の感覚がなくなり、しびれと激痛に襲われるというすさまじい拷問を受けた。「拘束具で私の両手首は強く締め付けられ、手を少し動かすだけでも激痛が走る状態でした。……私はこのような状態で保護房の床に転がされて手首の痛みを大声で訴えましたが、無視され続けました。」と、Aさんは訴えている。これは不当な取調を拒否したことに対する報復である。
そうした原宿署の暴力行為に対して救援連絡センターは断固として非難し抗議する。
Aさんに対する拷問を許さないぞ!
拘束具を使っての拷問はやめろ!
Aさんに謝罪しろ!
原宿警察署は、取調べを強要するな!
「保護房」は拷問のための房であり、即時撤廃しろ!
               2016年3月7日
                           救援連絡センター

2016年3月9日水曜日

We Condemn the Unjust Arrest of A-san on March 2, 2016 ----A Statement by the No to the Eviction of Nojukusha for the Olympics and the March 2 Repression at the Proposed New National Stadium Site Rescue Committee

A Statement by the No to the Eviction of Nojukusha for the Olympics and the March 2 Repression at the Proposed New National Stadium Site Rescue Committee


We Condemn the Unjust Arrest of A-san on March 2, 2016

   It happened just after 8 am on March 2: seven or eight police officers surrounded Comrade A-san, who has been active with us, and put him into a police car to take him away. It was a so-called arrest with a warrant. The charge was an alleged injury to a Japan Sport Council (JSC) employee when the organization was attempting to expel nojukusha [the homeless, or those who sleep outside, to be more literal] from the proposed site of the New National Stadium on January 27. The arrest was, however, something that ignores the factual background, considering the communication process between the JSC and nojukusha of the Meiji Park on the construction of the New National Stadium. The sudden arrest after over a month since January 27 was nothing but repression on the social movements in order to force through the problematic construction of the Stadium.
   We, “the No to the Eviction of Nojukusha for the Olympics and the March 2 Repression at the Proposed New National Stadium Site Rescue Committee,” vow to build a social formation to fight back against this unjust arrest and seek to take back A-san as soon as possible.

What Took Place on January 27:
It Was the JSC that Exercised Overwhelming Violence


   Mobilizing a large number of police officers and security guards, the JSC tried to close off the entrances of the Meiji Park, part of the proposed site for the New National Stadium, on the early morning of January 27 [they closed two of the three entrances; the protesters managed to protect the other although security guards are standing there 24/7]. They hung a steel barricade on a crane, forcefully attempted to install it [to prevent access to the bathroom inside the park, but failed due to the protest], hovering it overhead above the protesting nojukusha and their supporters, and expelled us from the entrance areas. Amid the violence by JSC employees, security guards, and police officers, several of our friends and acquaintances sustained injuries. Further, there were instances when a JSC employee was running around carrying a first aid box and applied medicine to our friends’ injured parts.
   The very first and largest violence was the [attempted] forceful shutdown of the Park by the JSC. Despite the fact that there are people living inside, they suddenly tried to close off the entrances of living space, dishonoring the prior dialogue. It is undeniable that their poor and inhumane methods were the cause of the whirlpool of the January 27.
   A-san’s arrest on March 2 is unforgivable not just because the alleged charges of “obstruction of official duties” and “injury” are factually baseless but also because it conceals the JSC’s violence and lie of the January 27 and they are shrugging off.

Dialogue, not Eviction! That is What We Have Been Calling for All Along

   The JSC had been engaged in a dialogue with those living inside the Park at the latter’s request; they had promised that they would “not, as long as there are people living inside, be working on such constructions as would affect their life” and that they would “resolve issues through a dialogue.” On January 27, nonetheless, the JSC tried to forcefully shutdown the Park; even after they failed in face of grueling protests from the nojukushanojukusha and supporters, they attempted again to close off the [only] entrance [that remains] on February 5, mobilizing police officers. Their stance goes like [showing] a piece of paper is enough to expel anything, human or otherwise, which is detrimental to the constructions.
   We have been active seeking a resolution through dialogues even since the JSC started to attempt expulsion without bothering about appearance on January 27, however. JSC employees came to the Meiji Park on February 17, and we held a talk, albeit for just half an hour; we reconfirmed they “will not and cannot do construction work as long as there are people living.” March 2, when A-san was arrested, was the deadline for the JSC’s reply to our written inquiry about, among other things, the legal bases for the dangerous construction work on January 27 and the [attempted] forceful shutdown on February 5. Was the arrest their answer? Do they not have to honor agreements and confirmations if they are dealing with nojukusha?
   A-san’s arrest amounts to trampling on the prior dialogue process, violently dividing nojukusha and their supporters. Hearing about the arrest, a nojukusha residing in the Park expressed anger, saying “no way will we leave given the way they handle things.” We will continue to request the JSC for a dialogue.

Call for the Support and Solidarity to Take Back A-san ASAP

   We consider A-san’s arrest on March 2 to be pressure on the social movements by the JSC and the police combined and to be repression as a part of attempts at evicting nojukusha. It was an arrest to set an example with the media massively brought in, and we never forgive it. We would like you to check out a few videos online [links below] to see what the JSC did at the Meiji Park on January 27.
    One of the charges for the unjust arrest is “obstruction of public duties.” This means the JSC employees are regarded as public officials (“public officials by specific legislation”). Without legal bases presented, one wonders if what they did can be called public duties.
   The repression brought a renewed attention to the JSC, an agency to construct the New National Stadium. All the more, now is an important opportunity to put the behavior of the JSC in the daylight and call on people to surround the powerful who push the poor into an even harsher situation. A-san in the police custody agrees and is fighting, continuing to remain silent.
   The arrest is an abuse of the law and the police power; at the same time, it is part of the problem itself of the JSC and the New National Stadium: they cannot go on with the project without violating human rights. Let us build a broad social criticism against the JSC, which unilaterally expels nojukusha, who have been living in a state of the most acutely condensed social contradictions, for the sake of the Olympics as a state policy. And let us win back A-san as soon as possible. Let us make it happen.

                                                                                                                                                                   March 4, 2016

                                                                                           The No to the Eviction of Nojukusha for the Olympics
                 and the March 2 Repression at the Proposed
                 New National Stadium Site Rescue Committee

Contact: shin.kokuritu.danatu@gmail.com
Blog: http://oidashisuruna.blogspot.jp/
Twitter: https://twitter.com/reclaimmpark/

For the development so far, see the blog of the Association of the Residents of the Meiji Park and the National Stadium Surroundings and the Supporters: http://noolympicevict.wix.com/index#!blog/u1ok7
Videos of January 27: https://www.youtube.com/watch?v=LBtdhjE56sk
https://www.youtube.com/watch?v=VBvFb76AtHI
https://www.youtube.com/watch?v=ZpHGx7hLSEk&feature=youtu.be

Call for Donations for the Rescue Activities
We call for the support and solidarity to take back A-san as soon as possible!

MIZUHO BANK, LTD.
Shibuya Branch [210]
Ordinary Savings Account Number: 9095210
Account Name: のじれん [Nojiren]
みずほ銀行渋谷支店(普)9095210「のじれん」

Post Office FURIKAE Account: 00160-1-33429
You need to use a white sheet of paper with blue lines available at a post office to make a transfer to this account.
Account Name: Shibuya Nojukusha no Seikatsu to Kyojuken wo Kachitoru Jiyurengo [渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合]
*Write “kyuen” or “rescue”
郵便振替口座00160-1-33429
「渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合」 ※「救援」の旨明記ください。


Translator’s Note
Square brackets (“[]”) indicate my notes based on an interview with a Committee member.
There are a couple of updates. A-san has been tortured by the police. In a message delivered through a lawyer to the Committee, he says “I will fight back in solidarity with people outside” ( http://oidashisuruna.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html?m=0 ).
The Committee has scheduled a protest:
Time: 4:30 pm, Monday, March 7
Place: the Front Gate of the JSC
Access: see http://www.jpnsport.go.jp/corp/english/about/tabid/398/Default.aspx
For the original Japanese Statement,
see http://oidashisuruna.blogspot.jp/2016/03/32.html?m=0
The Committee says circulation of this Statement is welcome.

2016年3月8日火曜日

新国立競技場3.2弾圧 事実経過(3月7日現在)

    逮捕からこれまでの経過について、簡単に補足、報告させていただきます。
 
    既報のとおり、3月2日朝、Aさんは令状逮捕され、原宿署に強制連行されました。まず、今回の逮捕が異様なのは、逮捕当日、原宿署前にあらかじめテレビ局を始めマスコミが待ち受けていたことです。逮捕を主導したと考えられる警視庁公安2課(労働運動などを弾圧する機関)は、マスコミに対し事前に情報をリークしていたのです。
    NHK、民放は、こぞってAさんが署に連行される様子を垂れ流しました。日本スポーツ振興センター(JSC)が進めている新国立競技場の建設、オリンピック・パラリンピックに反対するとどうなるのか、「見せしめる」ために。
    通信社、新聞の報道の姿勢も同様に、JSCと公安警察がつくりあげた筋書きを、警察発表そのままに垂れ流しました。これら悪意に満ちた報道が、個人情報をさらす形でインターネットで拡散されている状況は、Aさん個人をターゲットにした社会的制裁が累々と続いていくことを意味します。これら許しがたい重大な人権侵害に私たちは強く抗議し、猛省を求めます。

    Aさんは逮捕の翌日3日、早々と送検され、東京地裁はAさんに対し即日、勾留の決定を下しました。被疑事実は「公務執行妨害」「傷害」。
    なおこの日、原宿署が「応援する有志」の連絡先であるのじれんの事務所を家宅捜索しました(この家宅捜索にも、やはりテレビ局が帯同)。いずれも許しがたいことです。
    さらに、このブログでお伝えしている通り、3月4日朝、Aさんはいきなり原宿署により保護房に叩きこまれ「拷問」を受けたのです! 当日夜の弁護士の接見で判明、私たちの知るところとなりました。
   拷問…。近々、その詳細について報告させていただく予定です。すでに私たちは、弁護士、救援連絡センターと連携し、この拷問への反撃を準備しています。逮捕、勾留、そして拷問に抗議するべく、7日、JSC仮事務所前にて不当逮捕への抗議、その後、原宿署前でAさん激励行動を行ないました。
 
   そして、私たちは、今回の弾圧がいかに不当なものか法廷で暴露する「勾留理由開示公判」を追求しています。この公判は、Aさんと久々に顔を合わせ、お互いに団結を打ち固める場でもあります。日時、法廷が確定し次第、あらためてお知らせします。
   肝心なことを書き忘れていました。Aさんはもちろん、徹頭徹尾、黙秘で闘っています。そもそも、取り調べそれ自体を拒否し続けていることを付け加えておきます。私たちもまた、Aさんの闘いに呼応し、弾圧をはねかえすべく行動していきます。「新国立競技場3.2弾圧」をともに粉砕しよう!

2016年3月5日土曜日

原宿署がAさんに保護房で拷問!

現在、Aさんを留置している原宿署がAさんに報復的な大変ひどい対応をしています。
以下が、本日接見に入ってくれた弁護士に託されたAさんからのメッセージです。
******
本日突然、一斉点検と称して、房から引き出され、最初は拘束具をはめられ身体拘束され、保護房に放り込まれました。そのときの状況は拘束具で私の両手首は強く締め付けられ、手を少し動かすだけでも激痛が走る状態でした。また両手手首の血管が完全に締め上げられたためみるみる指先の感覚がなくなってしまいしびれと激痛がおそってくるという状態でした。私はこのような状態で保護房の床に転がされて手首の痛みを大声で訴えましたが、無視され続けました。私が受けたのは正に拷問そのものであり、今の時代に拷問が存在するということを知りました。隣の保護房からも「助けてくれ」などという悲鳴が響いていましたが、留置官は「うるさい、だまってろ」と逆に怒鳴り返す声がきこえてきました。結果から言うと私の身体拘束は45分でとかれましたが、拘束されている間中、このままずっとこれが続くと指が壊死するのではないかと本当に恐怖を覚えました。今回のやり方は警察に少しでも逆らえば拷問するということを体に植え付けるようなやり方です。絶対許せません。私は今回逮捕されてから何度も調べを拒否してきましたが、警察はこの調べの拒否に対して拷問をからめた形で圧力を加えてきたのだと強く感じています。今後も拷問が繰り返されることがあるかもしれませんが、外のみんなと連携して反撃していきたいと考えています。ともにがんばりましょう。

3月7日(月)16時30分~不当弾圧抗議

不当弾圧に抗議します!!!!集まってください!!!!

3月7日(月)16時30分 JSC正門前集合

(港区北青山2-8-35 秩父宮ラグビー場 メトロ銀座線外苑前徒歩3分 http://tiny.cc/d6ss9x

2016年3月4日金曜日

オリンピックによる野宿者追い出しを許さない 新国立競技場3.2弾圧救援会声明


2016年3月2日のAさんの不当逮捕に抗議する


 3月2日の午前8時過ぎ、私達と活動をともにしてきた仲間Aさんが路上で警官7、8人にいきなり取り囲まれ、パトカーに乗せられ連れ去られるという事件が起きました。いわゆる令状逮捕といわれるものです。容疑は1月27日の新国立競技場建設予定地での野宿者強制排除の現場で、JSC(日本スポーツ振興センター)職員に怪我を負わせたというもの。しかし、これまでの新国立競技場建設をめぐるJSCと明治公園の野宿当事者の話し合いの過程からすると、今回の逮捕はあまりに事実経緯を無視したものです。1月27日から1ヵ月以上たっての、この突然の逮捕は、問題含みの新国立競技場建設を強行するための社会運動に対する弾圧と考えざるをえません。
  私達「オリンピックによる野宿者追い出しを許さない 新国立競技場3.2弾圧救援会」は、この不当逮捕・弾圧に対し社会的な陣形を形作り撃ち返し、Aさんを一日も早く取り返すことを目指します。

1月27日に起こったこと 圧倒的な暴力を振るったのはJSCです

 1月27日の早朝、JSCは大量の警察官・警備員を動員して、新国立競技場の建設予定地である明治公園の出入り口を封鎖しようとしました。クレーン車で鉄パイプを組んだバリケードを吊り下げ、抗議する野宿者や支援者の頭上をかすめるようにして設置を強行し、また、出入り口に集まった私達を追い出しました。JSCや警備員・警察官らによる暴力がふるわれる中、傷を負った私達の知人友人が何人もいます。さらにはJSCの職員が救急箱を持って走り、私達の友人の怪我に薬を塗るといった光景も見られました。
 そもそものはじまりであり、最も大きな暴力は、JSCによる公園の強制封鎖です。中に人が暮らしているにもかかわらず、またこれまでの話し合いを反故にして、いきなり生活空間の出入り口を封鎖しようとしたJSCの稚拙で非人間的なやり方が、1月27日の騒ぎの原因であることはまちがいありません。
 3月2日のAさんの逮捕は、容疑である「公務執行妨害」と「傷害」が事実無根であるだけでなく、1月27日に明治公園でJSCが振るった暴力と嘘を隠蔽し、居直るという意味でも許しがたいものです。


追い出しではなく、話し合いを! 私達はずっと求めてきました


 これまでJSCは、公園内に野宿し暮らしてきた人達の求めに応じて話し合いを続けてきました。そして、「住んでいる人がいる間は生活に影響のある工事はしない」「話し合いで解決する」と約束してきました。それにもかかわらず1月27日、JSCは明治公園を強制封鎖しようとし、野宿者・支援者の必死の抗議によってそれが中止せざるをえなくなった後も2月5日には再び警察官を使って出入り口を閉ざそうとしました。紙切れ一枚で工事の妨げになるものは人間であろうとなんであろうと排除する、という姿勢です。
 しかし私達は、JSCがなりふり構わぬ追い出しを行うようになった1月27日以降も、話し合いでの解決を求めて活動してきました。2月17日には、JSC職員が明治公園にやってきて、30分ほどですが話し合いを行い、「人が暮らしている間は工事はできない、しない」ということをあらためて確認しています。Aさんが逮捕された3月2日は、私達が1月27日の危険な工事や2月5日の強制封鎖の法的根拠などJSCに確認したいことをまとめた質問書の回答期限でした。それへの返答が今回の逮捕なのでしょうか? 野宿者に対してなら約束も確認も守る必要はないということでしょうか?
 今回のAさんの逮捕は、当事者と支援者を力づくで分断することによって、これまでの話し合いのプロセスを踏みにじるものです。今回の逮捕の報を受けた公園に住む野宿当事者は「こんなやりかたでは、出ていくわけがない」と憤っていました。私達は引き続きJSCに話し合いを求めていきます。


Aさんを一日も早く取り戻すため、多くの方々の支援と連帯を


 私達は、3月2日のAさんの逮捕をJSCと警察が一体になった形での社会運動に対する圧力であり、野宿者追い出しの一環としての弾圧と考えます。マスコミを大量動員しての見せしめ逮捕を絶対に許すことは出来ません。JSCが1月27日に明治公園で行ったことは、いくつかの動画が上がっているのでぜひご覧になっていただきたいと思います。
 今回の不当逮捕の容疑のひとつは「公務執行妨害」。これはJSCの職員が公務員とみなされること(「みなし公務員」)を表しています。法的根拠を示せずに、果たして公務といえるのでしょうか?
今回の弾圧により、あらためて新国立競技場を建設する主体であるJSCに注目が集まっています。だからこそ、この機会にJSCの行状を白日の下にさらし、貧者を更に厳しい状況へ追い込む権力者たちを大衆的に包囲していく重要な契機であると考えています。警察署に勾留されているAさんも同意見であり、黙秘を続けて頑張っています。
 今回の逮捕は、法律・警察権力の濫用であると同時に、人権侵害なしでは計画が進められないJSC・新国立競技場のあり方そのものの問題です。社会の矛盾が最も凝縮する中で暮らしてきた野宿者に対して、国策としてのオリンピックのために一方的に追い出すJSCに対する広範な社会的批判を創りだしていきましょう。そしてAさんの一日も早い奪還を、実現しようではありませんか。

文責:オリンピックによる野宿者追い出しを許さない 新国立競技場3.2弾圧救援会
2016年3月4日 

これまでの経緯について→国立競技場周辺で暮らす野宿生活者を応援する有志ブログ


【救援カンパ】一刻も早くAさんを取り戻すために支援と連帯をお願いいたします!

みずほ銀行渋谷支店(普)9095210「のじれん」 郵便振替口座00160-1-33429
「渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合」 ※「救援」の旨明記ください。