2017年4月1日土曜日

【3.27-28宮下公園弾圧 緊急抗議声明】
宮下公園全面封鎖、野宿者排除にともなう2日連続の不当逮捕を許さない!

 去る3月27日、午前9時頃渋谷区は宮下公園の周囲を突如鋼板で覆う工事に着手しました。園内に野宿者や支援者がいるにもかかわらず、大量の職員、警備員、私服、制服警察官を動員しての封鎖強行。何ら事前の通告も周知もない『3月27日から当分の間供用を停止する(同日付渋谷区告示)』の一枚の紙切れをもっての暴挙です。これに対して駆けつけた支援者たちに対して警備員警察官が暴力的に園内に近づくのを妨害し、拘束しました。その過程でDさんが「公務執行妨害罪」で不当逮捕されました。警察官による制圧時に腕や足などを負傷し、渋谷署に連行され現在も同署に留置されています。(29日裁判所により勾留決定)
 渋谷区は「新宮下公園等整備事業」なる計画を本格的に進めており、本来公共の場である公園を三井不動産と結託して、商業施設や17階建てのホテルを建設しようとしています。今回の野宿者排除、不当逮捕は明らかに2020年の東京オリンピック開催に間に合わせるための都市再開発に起因するものです。 
 宮下公園を追い出された野宿者は交渉の末、渋谷区の公共地に移り寝ました。ところが区は翌28日午前9時頃、同所で工事を始めようとしました。担当課長は説明を拒否し警察に通報、抗議の声が上がる中、Eさんを「暴行罪」で不当逮捕しました。(原宿署に留置、31日勾留決定)
 私たちは、一連の宮下公園の追い出し工事にともなう不当逮捕に怒りをもって抗議します。桑原前区長から強まった野宿者排除、敵視政策を踏襲した長谷部区長には今回の事態の重大な責任があります。誰でも利用できる公園を逮捕者までだして暴力的に封鎖し、押し進めるオリンピック再開発工事とは何ものなのか。私たちは野宿者を追い出し、警察権力をもって弾圧を強行した渋谷区を絶対に許すことができません。2名の一刻も早い釈放を強く求めます。

2017年3月31日                  
オリンピック弾圧おことわり救援会

【抗議先】
◆渋谷区役所(代表):TEL 03(3463)1211
             FAX03(3548)4900
◆長谷部健渋谷区長 区長室:TEL 03(3463)1290
◆区長への手紙:〒150-8010 渋谷区渋谷1-18-21
◆渋谷区長宛て ※区施設に専用封筒(切手不要)専用 FAX03(3548)4900

【救援カンパ】
Dさん、Eさんを一刻も早く取り戻すために支援と連帯をお願いいたします!
◆みずほ銀行渋谷支店(普)9095210 「のじれん」
 郵便振替口座 00160-1-33429 「渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合」 
 ※「救援」の旨明記ください。
 ※ 明記が難しい場合、カンパ額の一桁目を「9円」にしていただくとたすかります。例)1009円 

【オリンピック弾圧おことわり救援会連絡先】
オリンピック弾圧おことわり救援会は、2016年に起こったオリンピック弾圧、新国立競技場(オリンピックスタジアム)建設予定地・明治公園での野宿生活者強制執行にともなう大弾圧をたたかった「オリンピックによる野宿者排除を許さない新国立競技場3.2-4.16救援会」を改称、より広範なオリンピック関連弾圧に対応して動きます。